邪魔駒消去
邪魔駒消去は,詰将棋の世界では最もポピュラーな手筋の一つです。 ですから,この項目を設定することは実に無謀なことでして, 研究者でしたら,そもそも項目を設定しないか, さらに細かく分類することでしょう。
ですから,案外これは私だから出来る暴挙かもしれません。 いったい最終的にいくつ集まるかわかりませんが, とりあえず名作9局。 易しいのも多いので,是非挑戦してみてください。
なんともユーモラスな作品です。 類作がごまんとありますが,これが一番!
敬愛する作家,柏川悦夫氏の名作です。 邪魔駒消去がメインテーマではありませんが, まぁ細かいことはおっしゃらないように。
だって,この作品,貴殿だったらなんという項目に登場させます?
この図にはまだ邪魔駒は存在しません。 邪魔駒は,数手進んだ局面に忽然と現れるのです。
13手詰をもう一つ。
同一構想の作品が山中龍雄氏にもありますが,本図の方を採りました。
前作とはまったく違う方向を目指した作品です。 邪魔駒は明らか。 その消し方が実に楽しい作品です。
原図は6手後の局面でした。 改良図を掲示板に貼っていただいたので, こちらも最新版の図に差し替えました。
美しい……。こんなにうまくいったら,もう人生の運は使い果たしたと 言われても納得してしまうかも。
柏川氏が本格的に邪魔駒テーマに取り組んだ逸品。
邪魔駒を打って,それをそのまま消すことはできずに, いったん別の駒に打ち替えて消去……。 類似の作品を,私は見たことがありません。
名作中の名作です。
2九となかりせば,というのは望蜀。 本作も名作です。15手詰。