風日記soft6

普通の日記です。

日本共産党暗黒の百年史

いったいこれで何人目なんだっけ?
それまで日本共産党で活躍していた人物が突然党から批判される。もちろん当事者には弁明の機会さえ与えられない。
それで文春など共産党攻撃が好きなメディアで反論をだし、今度は除名処分、そして徹底的に批判が展開されるというのは。

奥山紅樹のときはまだ赤旗を読んでいた。
ある日新聞一面(二面だったか?)にどかんと奥山紅樹(というより下里正樹か)に対する個人攻撃が載っていたときは驚いた。

奥山のときは市川正一について党の公式見解と違った市川像を小説に書いたからだったが、この本も市川正一から始まっている。
自分についてはほんの僅かしか書いていない。

一通りの共産党の歴史は学んできたつもりだが、わかりやすく簡潔に纏まっていて読みやすかった。
そして区切り毎に日本共産党について毒を吐く。
いちいち全部否定しなくてもいいだろうと思うが、著者の日本共産党に対する恨みの強さが感じられる。

しかし革命も捨て、天皇制打破も捨て、いまは使用期限も切れかけてるんじゃないかと思える日本国憲法を守れとしかいわないんだから、日本共産党も終わりにした方がいいよ。
社会党は個人的な恨みもあってともかくはやく消え去れと思っているが、日本共産党は党員だったこともありちょっと悲しい気持を抱きながらそう考える。