第8話 邪魔駒消去(2)
詰将棋パラダイス 1982-9
この手順で「自作だ」と主張して投稿する勇気が持てるかという問題。 今だったらどうだろう? 平気で投稿できる心臓は完備しているが, 投稿図を書くのが面倒で掲示板に貼って終わりという気もする。
この作品の気に入っているところは, ひとつも無駄な駒がないということ。 一流作家の作品では当然であるが, 自作には余詰防ぎしか存在価値のない駒があちこちに散らばっている。 本作はその意味で貴重な一品なのだ。 66の桂馬も必然性がある。歩では余詰ができてしまう。 解く人にとっては何の関係もないことであるが。